保護猫姉妹がそろそろ月齢6ヶ月を迎えるので、避妊手術をしてきました。
避妊手術のメリットは望まない出産を予防できるだけでなく、乳腺腫瘍の発症率の低下や感染症・子宮・卵巣の病気を予防できます。
また、発情期の猫のストレスが軽減されます。
避妊手術の予約は3週間ほど前にしました。
幸い2匹一緒に手術してくれたのでよかったです。
手術して病院に2泊して3日目の夕方にお迎え予定になりました。
手術前日
手術前日の午後9時以降は絶食してくださいと病院から指示がありました。
お水は飲んでも大丈夫でした。
我が家の猫はいつもご飯は全部食べずに、残して時間を空けてから残りをちょこちょこ食べるので1時間前に最後の夜ご飯をあげました。
それでも半分しか完食できず、9時になったらご飯を下げました。
朝方5時頃お腹が空いたのか、ご飯の催促が始まりました。
空腹を紛らわすためにオモチャで遊んだりしましたが、私がトイレやキッチンに用があり立ち上がるたび空腹を思い出したのか、足にまとわりついて鳴いていました。
いつも以上に体を擦り付けてきたので、心苦しかったです。
ご飯がないとわかると、あきらめて2匹で全力で走り回っていました。
手術当日
手術当日の朝、出発30分前にキャリーに2匹をいれる準備をしましたが、なかなかランがキャリーに入ってくれませんでした。
ランの大好物のおやつを目の前にしてもキャリーに入りませんでした。
オモチャ作戦も体半分までは入りましたが、失敗しました。
最終的に、ケージに追い込んでから洗濯ネットを被せる方法でやっとキャリーに入れられました。
ケージの中でかなり暴れまわりましたが、洗濯ネットに入れられると案外大人しくなりました。
スズは首根っこを捕まえると固まるので、すんなりキャリーに入れられましたが、キャリーに入れた後、キャリーの隙間からパンチをくらい足をひっかかれました。
キャリーに入れた後も油断禁物ですね。
次からはスズも洗濯ネット作戦でいきます。
病院に到着すると、スズが鳴き出しました。
スズは猫風邪で病院にきている回数が多いので病院がトラウマなのだと思います。
診察室で体重を測り、同意書を記入しました。
体重を測るときもやはり洗濯ネットに入れているとスムーズでした。
体重は月齢6ヶ月でランが2.6kgで、スズが2.5kgでした。
手術のついでに爪切りと血液検査をお願いしました。
病院に2匹を預けてから3時間ほどしてから病院から電話があり、「今から手術します」と報告がありました。
全身麻酔で万が一のことがあるかもしれないので、手術開始の連絡から2時間くらいは気が気でなかったです。
病院から特に連絡はなくあっという間に2日が過ぎいよいよお迎えの日になりました。
避妊手術後、お迎え
夕方2匹のお迎えに病院に行くと、まず血液検査の結果説明がありました。
検査内容は猫白血病ウイルスと猫エイズです。
どちらも陰性で安心しました。
それから、2匹を連れてきてくれるということだったので、看護師さんにキャリーを渡しました。
ランをキャリーに入れるのにかなり手こずったらしく連れてきたときに強烈な匂いがしました。
肛門腺が出てしまったようです。
スズは怖かったのかひたすら鳴いていました。
いつもより食欲が出ると思うので、体重管理だけ気をつけてくださいと説明があり、エリザベスカラーや術後服の着用は必要ありませんでした。
自宅での様子
自宅に帰り着くとご飯も食べずにすぐ2匹ともこたつのなかに隠れていました。
しばらく放置するとトイレで用を足していました。
病院のトイレがどうなっていたかは不明ですがおそらく、病院ではあまりトイレできなかったような感じでした。
一番に変わったことは、ランがスズに威嚇するようになったことです。
私達人間には特に威嚇してきませんでした。
手術前日まで顔を寄せ合って一緒に寝るくらい仲良しだったのですが、少しでもスズが近寄ろうとすると、シャーと言って猫パンチを3発ほどくりだしていました。
一方スズは、いつも以上に人間に甘えて後追いするようになりました。
この日から2匹で一緒に寝ることがなくなりました。
手術後なぜ他の猫に威嚇するのか調べてみると、傷口が痛くて弱っているときに威嚇するようです。
ランは傷口を舐める頻度が高かったので、スズより傷の治りが遅かったです。
傷口は1cm位で白っぽい糸が2本出ていました。
自宅に帰ってきて1日目は2匹ともよく鳴いていました。
普段鳴くことがないので、何かしら違和感を感じていたのだと思います。
食欲はそこまでありませんでした。
術後4日〜6日目
術後4日目から驚くほど食欲が出てきました。
今の所体重は2.5kgで1日3回20g程度あげていましたが、それでも足りないようで回数を4回に増やし1回にあげるご飯の量を減らしました。
おやつはあげていませんでした。
そして術後5日目くらいからランが威嚇しなくなりました。
傷口を見てみると赤くなっていたところがかさぶたになって治ってきていました。
術後6日目位から2匹とも追いかけっこするくらい回復していました。
抜糸で再び病院へ
術後9日目で抜糸をしに病院へ行きました。
2匹ともネットに入れたので、思ったよりスムーズに抜糸できました。
といっても暴れるので看護師さん2人がかりでおさえて先生が抜糸するような形でした。
糸を2ヶ所切って糸を取った後は軟膏を傷口に塗る処置をしてもらいました。
傷口は1cm位しかなくきれいに治っていました。
術後4日目から傷口を舐めたり走り回ったり自由に過ごしていたのにもうこの時は完治に近い状態でした。
他の猫さんのYou Tubeをみていると、みんな避妊手術後は1週間はエリザベスカラーと術後服必須なようですが、私達が手術した病院は全く必要ありませんでした。
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